ドキドキ母娘レッスンなど、いくつかのゲームは64ビット版Windows7ではインストールも起動もできないのですが、そういうときに便利なのが仮想PCソフトです。

今回使用したのは、Sun Microsystemsの「
VirtualBox」です。
VirtualBoxでは、ATAPIコマンドのパススルーを設定できるので、プロテクトのかかっているROMもうまく扱える場合があります。少なくとも「
ドキドキ母娘レッスン
」は動きました(動かないものもあり、たとえば
満淫電車DVD特別版はNGでした)。
VirtualBox上で動作するOS(WindowsXPなど)をゲストOS、VirtualBoxを動かしているOS(つまりPCで直接動いてるOS、ここではWindows7)はホストOSと呼びます。
Windows7側の設定
・VirtualBoxをインストールする
VirtualBox上のWindowsXPの設定
・ゲストOSのWindowsXPをインストールする(念のため、環境が安定して動くことを確認するまではライセンス認証を遅らせるのがいいでしょう)
Virtual Boxの仮想マシン設定
・CD/DVDドライブの設定で「パススルーを有効化」をオンにする(ドライブの設定変更は起動中および仮想マシンを保存している状態ではおこなえません。仮想マシンをシャットダウンして「電源オフ」と表示されている状態で設定してください)

ゲストOSの環境をととのえる
・
VirtualBoxアドインをインストールするVirtual BoxのXPにゲームをインストールする
・ホストPCのドライブにROMを入れると、ゲストのXPからアクセスできるので、そのままインストール開始します。たとえば「
ドキドキ母娘レッスン
」については、初回起動のみROMが必要ですが、以後は単独で起動可能です。
・仮想PCといってもプログラムからは通常のPCに見えていますので、過去のセーブデータもそのまま利用可能です。
VirtualBoxは、個人用途であれば無料で利用できますし、MacOS用もあるので、OSを乗り換える時でも仮想HDDファイルごと移行することも可能です。また、3DグラフィックについてもExperimentalなドライバが用意されていて、ある程度なら動かすことができます(本格3Dものは厳しい)。
知名度はVMwareなどと比べると低めですが、いまのところゲーム用には問題ないレベルのソフトだといえます。

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